化粧水で保湿はできない
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肌断食
昔は化粧水をつけてパッティングするのが常識でした。
しかし現代の皮膚科学では以下のことが判明しています。
・化粧水はつけた端から蒸発するのでむしろ乾燥肌の原因になる
・パッティングをすると毛細血管を傷つける
・化粧水は肌に負担になる
化粧水は必要ないと思った経緯
私も化粧水を使っていた時期がありますが、一度も乾燥が改善したことはありません。
ゲルのように肌表面をカバーして感触をよくする効果さえないので、私にとって化粧水は必要ないものでした。
また、クリームや乳液もべたつくし、使うと必ず肌荒れを起こすのでストップせざるを得ませんでした。
乾燥肌が改善したのは肌断食を始めて、その後かぼちゃを食べるようになってからです。
肌断食用化粧水など最近はいろいろ販売されていますが、保湿はやはりワセリンと食事がモノを言います。
肌が整ってくると、バランスのいい食事のみで、季節問わず乾燥しなくなります(筆者の体験より)。
肌断食の足がかりに使うならOK
では肌断食用化粧水が意味がないものかというとそうでもありません。
たしかに化粧水は使わない方が早く肌が改善します。
しかし長年に渡って化粧水を使ってきた人やスキンケアを念入りに行なってきた人にとって化粧水を手放すのは難しい。
なのでできるだけ処方構成がシンプルな化粧水を使い、少しずつ肌を慣らしていくという方法もありかと思います。
有名なのは肌断食水。超純水だけでできています。
純水なので界面活性剤ではなく、肌にダメージとなることもありません。
このようなシンプル化粧水を利用して少しずつ頻度を減らし、肌断食に移行していくのはありだと思います。
また、乳液やクリームも使ってきた人は、肌断食水を使った後にワセリンという手もあります(できたらワセリンだけが望ましい)。
保湿は化粧水ではできない
肌断食水などのシンプル化粧水を使う場合でも覚えておいてほしいのは、化粧水では保湿できないと言うことです。
いくら化粧水をたっぷり使っても、肌のバリア機能を破ってまでは浸透しません。
よい保湿とは角質層にとどまり肌を守ることです。
しかし化粧水は角質層に留まったとしても前述の通りすぐに蒸発してしまいます。
乳液やクリームでフタをするというのが一般的なスキンケアですが、乳液やクリームも肌に負担をかけます。
肌断食を始めたばかりでまだ表面の角質層が整っていないときは、ワセリンを薄くつけてしのぐのが基本です。
そして食事面でも肉、魚、野菜、果物、豆類とバランスよく適量を食べることが必要です。
その上で抗酸化作用が強くビタミン豊富な緑黄色野菜(かぼちゃ)を取り入れると、ストレスによる乾燥を防ぐことができます。
肌断食水などで肌断食への移行途中の方は頭の隅にでも置いておいて頂けると幸いです。
後書き
化粧品のコマーシャルが流れる度に母が言います。
「肌の奥深くまで浸透するなんてあるわけないじゃん」
「あんなに(クリームを)塗りたくったら肌によくないよね」
70代の母もしっかり肌断食人です。
といってもワセリンを伸ばすときに処方構成がシンプルな化粧水を使っていることもあります。
「使わない方がいいのは分かっているんだよ。こうすると伸びやすいんだよ」
なるほど。そういう用途ですか。でもできたらワセリンだけ使ってほしいと思う筆者でした。
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