自律神経失調症から始まるニキビ
ニキビと言えばホルモンバランスが大きく変化する思春期に起きるものと考えられがちです。
しかし実際は、20代、30代、40代、50代と大人でもニキビはできます。
属に言う大人ニキビです。
また、思春期ニキビでも、受験や人間関係のストレスなどで自律神経失調症という原因も絡んでいることがあります。
自律神経の乱れが加わると、ホルモンバランスの変動がさらに大きくなり、ニキビが重症化しやすい傾向にあります。
自律神経失調症ニキビの原因
1.自律神経失調症のストレス
仕事などでストレスや緊張状態が続くと家に帰っても緊張が解けないということもありがち。
交感神経(仕事モード)が副交感神経(休息モード)に切り替わらず、常に緊張が続いている状態です。
この状態になると不眠や下痢など体調面でのストレスも現れます。
このようにストレスが重なると肌のバリア機能が落ちたり、肌の再生機能(ターンオーバー)が落ちてしまいます。
結果として、ニキビや赤みなどの肌荒れが起きやすくなり、しかも治りにくいという状態になります。
2.自律神経失調症からのホルモンバランス乱れ
また、自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れてしまいます。
自律神経がホルモンの分泌を司っているからです。
ホルモンバランスが乱れると皮脂の分泌が過剰になります。
その結果、ニキビができやすくなります。
自律神経失調症ニキビの対策
ストレスの原因を絶つのが1番ですが、生きている限り難しいケースが多い。
そこで自分でできるニキビ対策を紹介します。
1.肌に負担をかけない
自律神経失調症の状態だと、肌のバリア機能も落ちている可能性が高い。
その結果、ちょっとした刺激で赤みやニキビ、肌荒れなどを起こしやすくなります。
なので、スキンケアは控えめにし、顔を手で触らない、顔をふくタオルに柔軟剤を使わないなど肌に負担をかけない工夫が必要です。
できたら肌断食がおすすめです。
湯シャンも肌への負担を1つ減らすのでおすすめですが、導入が難しいのでシャンプーの量や頻度を減らし、少しずつ湯シャンの日を増やし、頭皮を慣らしていきましょう。
2.規則正しい生活をする
自律神経を整えるには規則正しい生活が必要です。
できるだけ決まった時間に寝て決まった時間に起きましょう。
朝日を浴びるとセロトニンが分泌され、精神的に安定します。
3.深呼吸をする
眠れない時は深呼吸をしてみるとよいでしょう。
鼻から息を吸って一旦止めて吐きます。
交感神経から副交感神経に切り替わるのを助けます。
仕事の休憩時間に伸びをするのもよいでしょう。
4.バランスのよい食事+α
食べ物の中には、ストレスを和らげたり、ホルモンバランスを調整してくれるものもあります。
しかしそれぞれの栄養は影響し合って作用するので、バランスのよい食事が基礎となります。
その上でかぼちゃや納豆など、ホルモン分泌の調整が期待できる食べ物を+αとして取り入れるとよいでしょう。
かぼちゃは抗酸化作用の強いビタミンが含まれており、ストレス対策にも適しています。
また、納豆もかぼちゃも皮脂分泌の調整や肌を健康に保つビタミンB群も含まれているので、思春期ニキビ・大人ニキビともにおすすめな食材です。
5.水洗顔にこだわらない
ホルモンバランスの大きな変動からくる思春期ニキビ、ホルモンバランスの乱れから生じる大人ニキビともに皮脂の分泌が過剰になる傾向にあります。
その場合は完全水洗顔にこだわらず、米のとぎ汁洗顔もしくは米粉洗顔を行なってみましょう。
細かい粒子が余分な皮脂や角栓を落としてくれます。
また、グルコシルセラミドを含んでいるので、肌表面の水分を逃がしにくく、保湿に適しています。
※米アレルギーの方は行えません
※目や鼻に入らないようにお気をつけ下さい
※米のとぎ汁の保存は、常温では1日、冷蔵庫なら3日くらいで使い切った方が無難です。
筆者のニキビ改善体験談
筆者の思春期は自律神経失調症とホルモンバランスの変動によるダブルパンチを食らい、ニキビと赤み、そしてべたつきがひどく人に見せられない顔になりました。
オマケに不眠も重なり、中学生頃のニキビは異常に治りにくかったのを覚えています。
高校生の頃はかぼちゃを1日3回に分けて食べていたのでニキビと赤みが落ち着いていました。
しかしその後かぼちゃがストップし、またニキビが再発しました。
いろいろスキンケアを試しましたが、一向に改善しないので32歳頃から肌断食を始めました。
すると2ヶ月くらいでニキビが減りました。
しかし口の周りの乾燥が改善しなかったので、またかぼちゃを再開したところ、乾燥が改善し、ニキビもできなくなりました。
自律神経失調症とホルモンバランスのダブルパンチを受けたニキビは改善しにくいですが、自分のできるところから対策をすることで改善の道がひらけます。
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