湯シャンを成功させる方法
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最終更新日:2020/09/02
湯シャン(湯だけの洗髪)
湯シャンは肌断食に次ぐ肌荒れ対策の1つです。
シャンプーやリンス、トリートメントなどのヘアケア剤も肌にダメージとなります。
すすぎ湯が顔にかかったり、ヘアケア剤が残留した髪が頬や額に触れると、赤みや乾燥、湿疹などの肌荒れが発生することがあります。
普段は平気でも、疲労やストレスなどで肌のバリア機能が落ちることもあります。
そんな時は小さなダメージでも肌に影響が出ることがあります。
そのために非接触生活や宇津木式などの肌断食で湯シャンが取り入れられます。
湯シャンを成功させる方法
湯シャンを始めたばかりの方は、まだ頭皮の常在菌環境が整っていないことや皮脂分泌の調整がうまく機能していないことが多い。
フケや臭い、ベタつきなどでうまくいかないことがよくあります。
また、湯シャンをどのくらい行えば汚れが落ちるか分からないといった悩みもよく聞きます。
湯シャンで本当に頭皮の汚れが落ちているのか分からないと不安ですよね。
そこで筆者はこのような方法で湯シャンをしております。
具体的な方法
1.獣毛ブラシでよくブラッシングをする(基本)
2.1回目の湯シャンで埃や刺激物を落とす
※頭皮を揉むように洗いましょう
※初期のうちは38~40℃くらいの湯でもOK
3.湯船に10~20分浸かる(頭皮が柔らかくなり汚れが落ちやすくなる)
6.色の濃いバケツをシャワーの下に置いて湯シャン(黒がおすすめ)
7.バケツのお湯を確認し、まだフケや皮脂が多く浮いているようなら再び湯シャン
8.湯シャン後はできるだけ早く髪と頭皮を乾かす
※濡れたままだと常在菌が繁殖しすぎて臭いの原因になります。
汚れが落ちているか確認
バケツにたまった湯シャンのすすぎ湯を見ると、汚れの落ち具合を確認することができます。
筆者は湯シャン歴7年以上です。
以下の写真のように大体湯船を挟んで2回目の湯シャンできれいなお湯になります。
1回目の湯シャンではこのように皮脂や微細なフケ、埃が残っています。
私の湯シャンペースは湯船を挟んでもう1回がちょうどいいことになります。
人によっては3回目、4回目くらいできれいになることもあります。
このことから湯シャンで頭皮の汚れを取るなら最低でも2回湯シャンが必要ということが分かります。
段階的に入っていく
湯シャンは普通のシャンプーより手間がかかります。
その代わり成功させると肌荒れの原因を1つ取り除くことができます。
(リンスやトリートメントを使われる方は2つ)
なお、湯シャンで綿手袋を使う方もいらっしゃいますが、筆者は髪が多いので綿手袋はうまくいきませんでした。
また、湯シャン初期は、何回も湯シャンを行うのがストレスになることがあります。
何回もバケツの湯を入れ替えて湯シャンをしていると浴室でのぼせる危険もあります。
その場合は無理をせず、薄めたシャンプー液を使う日を2日に1回→慣れたら3日に1回と少しずつ湯シャンに移行していくとよいでしょう。
できたら小麦粉シャンプーや米粉シャンプーを使ってみましょう。
小麦粉シャンプーは肌や髪に負担をかけません。
小麦粉アレルギーの場合は米粉シャンプーがおすすめです。
米にも小麦粉にもアレルギーがあればガスールがおすすめですが、バシバシすることがあるので、その部分にワセリンをつけて保湿するとよいでしょう。
頭皮の常在菌環境を整える
シャンプーを使う場合でも湯シャンの場合でも頭皮の常在菌環境が乱れていれば頭皮が臭います。
このような場合は、無理をせず徐々にシャンプー液の量と頻度を減らしていきます。
そして洗髪後はなるべく早く髪と頭皮を乾かすようにしましょう。
常在菌環境が乱れる大きな原因は、シャンプーのやりすぎ、ヘアケア剤の使いすぎです。
常在菌環境が整うには最低でも半年くらいかかりますので、無理をせず自分のペースでいきましょう。
ブラシにつく白い粉
湯シャンの場合、シャンプーなどの界面活性剤と違い、自前の皮脂で髪をコーティングします。
自前の皮脂でコーティングすることで髪の乾燥やパサつきを防ぎます。
シャンプーが界面活性剤や感触剤でコーティングするのとは違い、ホコリがつきやすいのがデメリット。
その代わり、肌へのダメージをグンと抑えることができます。
自前の皮脂とホコリとでブラシが白くなりますが、気にする必要はありません。
手入れの方法は、古いハンカチなどで洗面器の湯の中で洗うとよいでしょう。
※湯シャンで使うブラシは柄がプラスチック(ABS樹脂)のものが壊れにくいです。
ブラッシング後の獣毛ブラシ。
白い粉がついていますが、髪をコーティングしている皮脂なので大丈夫。
自前皮脂は古くなると臭うので毎日湯シャンをしましょう。
また常在菌環境を整えることで、古い皮脂の分解がスムーズになり、新しい皮脂と入れ替わりやすくなります。
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