乾燥肌の原因と対策
公開日:
:
肌荒れ
乾燥肌の原因は、空気の乾燥と思われていますが、実は空気の乾燥と肌の乾燥は関係ありません。
肌の角質層が整っていれば、空気の乾燥でカサつくことも粉を吹くこともありません。
カサついて痒くなることもありません。
乾燥肌の原因
1.肌表面の角質層がボロボロ
スキンケアを念入りにされてきた人ほど肌表面の角質層がボロボロです。
肌表面の角質層がボロボロだと角質層に水分を保持するのが難しい。
2.冷え
冷えるとその部分の血流が悪くなります。
するとその部分に必要な栄養が行き渡らず、乾燥してしまいがち。
そうなるとひび割れや皮剥けなどの異常が現れることも。
3.寒いというストレス
ストレスを受けると、コラーゲンやエラスチンの材料となるビタミンC(抗酸化物)が大量に消費されます。
すると肌に必要な栄養が行き渡らず乾燥肌の原因となります。
4.セラミド不足
栄養不足などで肌のセラミドが不足すると、肌表面の角質層に水分を保ちにくくなります。
すると肌表面の水分が蒸発してバリア機能が低下し、肌が乾燥したり肌荒れしやすくなります。
空気の乾燥が乾燥肌の原因になるケース
先ほど空気の乾燥と肌の乾燥は関係ないと説明しましたが、保湿を化粧品に頼っている場合やセラミド不足(栄養不足)の場合は、空気の乾燥の影響を受けます。
保湿を化粧品に頼っている場合は肌表面の角質層が整っていないので、肌自身で保湿する力がありません。
その結果、乾燥した空気で表面の保湿剤が蒸発してしまうことがあります。
さらに肌断食を始めたけどまだ肌表面の角質層が整っていない場合も空気の乾燥の影響を受けやすい傾向にあります。
この場合は、化粧品を使う生活に戻るのではなく、ワセリンを薄くつけて乗り切りましょう。
しかし肌断食の目的は肌の機能を取り戻すこともありますので、寝る時はワセリンをつけずに寝ましょう。
こんなスカスカの肌では水分は逃げるし、異物のダメージは受けるし、乾燥肌になっても不思議はありません。
乾燥肌の対策
乾燥肌を改善したいなら以下の対策がおすすめです。
1.過剰なスキンケアをしない
クリームや乳液などをベタベタつけるのは避けましょう。
また、クレンジングや角質クリアゲルも表面の角質層をいためるのでおすすめできません。
2.顔を手で触らない
手に付いているものが肌に刺激となる場合があります。
3.カサつきが気になる部位にはワセリンをつける
肌表面の角質層がボロボロのままでは乾燥しやすい。
無理をせずワセリンを。
4.食事をバランスよく取る
ストレスが多い環境下では、かぼちゃや季節の果物など抗酸化作用のある食べ物を3食に分けて取るとよいでしょう。
また、栄養が不足すると肌に必要なセラミドが不足し、肌の保水力が低下するので、肉や米なども十分に取りましょう。
5.冬はマフラーやボアの接触にも注意
ボアは頬に当たらないように。
マフラーは洗って使えるものがよいでしょう。
柔軟剤は乾燥だけでなく他の肌荒れの原因にもなりますので使わないようにしましょう。
6.寒いのをガマンしない(ストレス)
寒さのストレス、外と中の気温差でもストレスを受けます。
上記の通り、冷えとストレスは乾燥肌の原因になりますので、身体をあたためるようにしてください。
冬は適切な防寒具、夏はエアコンの中ではパーカーなどを羽織るなどの対策ができます。
7.体を冷やす食べ物は避ける
アイスクリームや南国フルーツ(パイナップルやマンゴー)は食べ過ぎないようにしましょう。
8.米のとぎ汁洗顔
米アレルギーがない方は米のとぎ汁洗顔や米粉洗顔もおすすめです。
米にはグルコシルセラミドが含まれているので、肌表面の角質層の保水力を高めます。
ただ、実践の際には目や鼻に入らないように気を付けましょう。
混合肌になる原因
乾燥肌の他に混合肌というものがあります。
混合肌は肌の水分が足りないのに皮脂は多すぎるという肌質です。
では、混合肌はどのようにして発症するのでしょうか。
まず、肌自体には本来、自家保湿因子(NMF)というものがあり、肌自ら潤う力があります。
また、健康な肌は適度に皮脂を分泌できます。
そして表面の角質層が正常なので肌に必要な油分と水分を適切に保てます。
この肌自身の保湿機能は、クリームや乳液で肌表面をベタベタにするのではなく、肌のうるおいを適度に保ち、サラサラとした触感です。
それをクレンジングだ、角質ケアだ、クリームだ、乳液だといろいろなスキンケアを行ううちに、肌表面の角質層がボロボロになっていき、肌に必要な油分と水分を適切に保てなくなります。
そうなると皮脂が足りない、もっと必要だと余分に皮脂を分泌するようになります。
混合肌は乾燥肌をこじらせた結果であり、肌の機能が乱れてしまった結果です。
日頃のスキンケアを見直し、上記の対策を行いながら、できたら肌断食を実践してみましょう。
失われた肌の保湿機能は取り戻せます。
筆者も取り戻せたのですから。
関連記事
-
頬ずりで肌荒れする場合の対策
弱い肌は頬ずりされても赤みやブツなど肌荒れを起こすことがあります。 頬ずりした相手が洗顔フォー
-
糖分を控えるとニキビや肌荒れは改善する?
結論から言えば、糖分を控えることで、ニキビや肌荒れが改善する人もしない人もいらっしゃいます。
-
美肌には顔を触らないことが必要
顔を触らないことは肌荒れの改善でとても重要な項目です。 顔を触っているうちは、ニキビや赤み、肌荒れ
-
スマホによる肌への影響
最近、スマホを使うと、肌がピリピリしたり、赤みが出るなどの問い合わせがよくあります。 スマホは、使
-
デトックスで肌荒れ対策
肌荒れの対策には、栄養をしっかり取るだけでなく、老廃物を外に出すことも必要です。 老廃物や毒素を外
-
毛穴の黒ずみ・肌の赤みはティッシュに注意!
肌がひどく弱っているとちょっとした刺激でも反応してしまいます。 化粧品はもちろん、顔を触るだけ
-
糖分の取りすぎが肌荒れの原因となる理由
糖分の取りすぎが肌荒れやニキビの原因となることは、多くの人に知られています。 では、糖分の取りすぎ
-
肌断食でビニール肌を改善するには
下の写真は、最近マイクロスコープで撮った私の頬です。 以前は、キメのないツルツルのビニール肌だ
-
頬に赤みが出てきました
髪が頬に触れたりしたせいか、少し赤みが出てきました。 小さなブツも1つ。これは気になって触ったのも
- PREV
- 肌断食8年経過してキメに変化
- NEXT
- 40代の角質培養3ヶ月経過
Comment
はじめまして。私は肌断食を始めて5年以上経ちますが、こちらのブログを参考にし、ここ最近になってようやくニキビがなくなりました。本当に嬉しく思っています。ですが、まだまだクレーターがひどく、鏡を見るのが辛い毎日です。こちらで、凹凸も滑らかになったという記事を見たのですが、このまま肌断食を続けていけば、クレーターが少しでもマシになることはあるのでしょうか?美容皮膚科にも行こうかと悩んでいるのですが、肌断食にも希望を持って取り組んでいきたいと思っているので、もち肌イブ様の体験をお聞きしたいと思い、コメントさせて頂きました。
はじめまして!コメントありがとうございます!
そしてニキビがなくなったとのこと自分のことのように嬉しいです!
最近になってニキビがなくなってきたということは肌の機能が安定してきたのだと思われます。
ニキビのクレーターに改善が見られるには、ニキビが改善してしばらく時間がかかります。
肌には自己修復機能が備わっています。
時間はかかりますが、凸凹は少しずつ修復されていく可能性が高いです。
(改善スピードは個人差がありますが・・・)
私はニキビが改善して1年くらいで凸凹が滑らかなっているのに気付きました。
なお、現在、私は凸凹がどこにあったのか分からないようになっています。
他にも凸凹が目立たなくなったという方が続々出てきています。
美容皮膚科も1つの手だと思いますが、即効性を期待できる反面、肌を削ったり、剥いだり、異物を注入したりなど肌に大きく負担をかけます。
参考になれば幸いです。
こんばんは、sorです。返信ありがとうございました。もち肌イブ様はニキビ改善から1年くらいで凹凸が分からなくなったのですね!希望が見えた気がして、とっても嬉しいです。これからも気長に肌断食を続けていこうと思えました。
ニキビも炎症も痛みも痒みもない肌は、本当に本当に本当に快適ですね。クレーターの悩みがのこっている分、元から肌の綺麗な人が羨ましいという思いも正直まだあるのですが、肌がひどく荒れていた時期があるからこそ、肌断食に出会い、こちらのブログを見るきっかけができて、今この大きな喜びがあるんだな〜と思います。
これからもクレーター改善を目指して参考にさせて頂きたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
こんばんは!
お返事が遅くなってごめんなさい。
こちらこそありがとうございます!
私の体験談がお役に立てて嬉しいです。
ニキビも赤みも痛みも痒みもない肌はとても快適です。
クレーターは時間がかかると思いますが、気長に続けてみて下さいね。
また疑問点や悩みなどありましたら、遠慮なくご相談下さいませ(^^)